運動器系体表解剖セミナー ①

6月2日(土)、3日(日)の二日間にかけて、運動器系体表解剖セミナーに出席しました。

運動器系体表解剖セミナーとは、普段解剖書や解剖アプリなどで二次元的に捉えている骨や筋肉の構造を、体表から正確に触察して三次元的に学ぶという勉強会です。

6月2日(土)

初日は14時から19時まで行われました。

オリエンテーション、総論、触察法の講義の後、肩甲骨の投影(筋骨の形通りに線を引いて浮かび上がらせる)から始まりました。

後頭部の外後頭隆起、上項線、腸骨稜上縁、胸椎十二棘突起、鎖骨、肩峰、肩鎖関節の投影も合わせて行い、まず最初の筋肉『僧帽筋』の投影です。

僧帽筋は上背部にある広い範囲の筋肉です。

先ほど投影した外後頭隆起、鎖骨、胸椎を目印に筋束を確認しながら投影しました。

のっけから難易度高いです。

次は乳様突起、下顎角を投影し、『肩甲挙筋』の投影です。

僧帽筋上部繊維、肩甲挙筋は肩こり筋として最も症状が出やすい部位です。

日頃臨床でよく施術する部位なのでしっかり投影できると思いきや、これが大変困難を極めました。

実際思っていたより肩甲骨が前側にのめり込んでいて、その肩甲骨の上角に付着する肩甲挙筋の触察、投影は難しいなと感じました。

一日目はこれで終了。

予想していたより難易度が高く、あっという間の一日目でしたが、このスキルをしっかり習得すればかなりの武器になるなと確信しました。

6月3日(日)

二日目は9時~16時で行われました。

昨日の復習を踏まえ、肩甲骨の投影から始まり、それに加えて頸椎、胸椎の棘突起を投影し、『小菱形筋』、『大菱形筋』を投影。

大結節上端、腸骨稜を投影し『棘下筋』、『小円筋』を投影。

昨日の僧帽筋の下層にある筋肉の触診ですので、さらに難易度が増し、何度も助手の先生に確認しながらなんとか投影するという状態でした。

午前はここで終了。

昼休憩、ランチョンセミナーを挟み、午後は腰から背中の広い範囲にある『広背筋』、肩甲骨下側の『大円筋』の投影です。

特に『広背筋』は薄い筋肉ですので、側腹の触察は指の腹でそっと触れながら筋肉の凹みを感じる、今回の中で高難易度の触察でした。

何度もペンで書き直し指が真っ黒になりながらなんとかクリア。

ここまで主にうつ伏せが多かったのですが、今度は仰向けで第一肋骨、第五、第九肋骨を触察して、脇から胸の横にある『前鋸筋』の投影です。

この筋肉は肩甲骨を安定させる胸の横にある筋肉なのですが、じつは首の根元、肩甲挙筋の付近で触察することができるのです。

今回のセミナーじゃないと解らなかったことで、自分にとっては衝撃的な発見でした。

この後肩甲骨の裏にある肩甲下筋を腋窩(脇)から触察をして、二日間のセミナーが終了しました。


二日間ともかなり集中して投影していたので、終わった時にはかなりの疲労感でした。

鍼灸学校時代も体表から経穴(ツボ)を探す授業があったのである程度はできるだろうと思っていましたが、筋骨をここまで細かく触察することは無く、実際の身体を使用して三次元的に筋骨の解剖をすることがいかに有意義で重要なのかを改めて思いしらされました。

次回は7月7日、8日、9月1日、2日の計四日間あります。

今回の復習をしっかりしてまた来月鍛えられたいと思います。

体表解剖 僧帽筋

コメント


認証コード8784

コメントは管理者の承認後に表示されます。